張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

2014-01-01から1年間の記事一覧

怒りのエネルギーを我が社の経営に生かそう!

先ず補助線から。 「天の視るは我が民の視るに自い、天の聴くは、我が民の聴くに自う。」(孟子)。 天は,民の目に従って全てを見、民の耳にしたがって全てを聞く。則ち民の心が天の心。民の声が天の声となる。・・為政者は国民の耳目を重んじ、これに従って政…

財政再建に増税を求める愚

今日、財政再建のために増税が必要であると言う議論が当たり前のように報道され、これに沿って税法が改正されるようになっています。平成26年4月には消費税が5%から8%に改正、景気条項があった関係で税率10%は1年半延期され29年4月からとなります。この際、…

本当はどうなっているのでしょうか?

日本人は不思議な民族です。 自国の貨幣価値が上がれば円高不況と言って大騒ぎ、強引な金融政策で円安になれば円安不況と言って大騒ぎ。一体、この国はどうなっているのでしょうか。 自国の貨幣価値が上がって大騒ぎするのは日本人だけです。日本以外の国で…

腕利き大工棟梁の憂鬱パート2

プレハブ工法のデメリット 予め工場で生産・加工するためには大量生産が前提となります.当然建設現場で利用しやすいように加工しますから熟練工の需要は減少します。 本来、天然木は手入れが良ければ100年から150年は持ちます。イギリスでは75年、アメリカで…

腕利き大工棟梁の憂鬱

最近、地方では腕利きとして有名な大工棟梁から,将来の社員教育について相談を受けました。 人材不足の中で若手を採用しても、仕事に対する意欲が感じ取れず数年で退職してしまう。このままでは事業の継続に不安があるというものでした。 棟梁の若い頃は在…

見えていた筋書き 戦略と矜持

今年の日本シリーズはソフトバンクの圧倒的な戦力と前代未聞の幕切れで終わりました。 ところで、セリーグの覇者、巨人は何故阪神に屈辱的な4連敗を喫してしまったのでしょうか。 実は、8月の後半からこの筋書きは見えていました。野球の素人が何を後講釈で…

杜撰なエネルギー政策と経営者の対応能力

最近になって電力会社が太陽光発電の電力を買い取らない事態が発生し、社会問題となっています。まるで、買取を拒否した電力会社が悪いと言わんばかりの風潮です。 先ず固定価格買取制度は「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法…

塩のソムリエについて

塩のソムリエって何? 殆どの人はご存じないと思いますが、10月5日塩尻市において「一般社団法人日本塩ソムリエ協会」主催の検定試験を受けてきました。その中の論文試験の一部をご紹介します。 そもそもソムリエとは何でしょうか。語源は「ワインを専門に」…

あのとき事前に手を打っておけば良かったのに。

既にご存知のとおり平成27年1月から改正相続税が施行されます。基礎控除が5千万円から3千万円に,人的控除が1千万円から600万円に減額されます。まさに40%のカットです。 これにより相続税の納税義務者が大幅に増加することが確実となります。このため、ハウ…

中国のバブル崩壊に備えましょう。

8月19日の日経新聞に中国経済に危険信号が灯った記事が掲載されました。既にご存知とは思いますが再現します。「中国の住宅市場の冷え込みが一段と鮮明になってきた。主要70都市の9割、64都市で前月より価格が下落。全国に値下がりが広がり景気の下押し圧力が…

遂に画期的な入力方法が開発されました。

とにかく原資記録だけは保存して下さい。そうすればもう安心です。 原資記録とは支払を証明する領収書やレシート、預金通帳や当座照合表、受取手形や支払手形、入金を証明する領収書控え、レジシート、得意先別売上資料、仕入先資料等が該当します。 この原…

交際費課税が緩和されましたが?

交際費課税について中小・零細法人については優遇制度が存在していることはご承知のとおりです。則ち年800万円「定額控除限度額」以下は非課税となり、それを越える接待飲食費につては50%相当額の損金算入のいずれかの選択適用が可能となりました。 実務的…

不名誉な記録更新

東京商工リサーチ7月14日号に不名誉な記録が更新されました。 長野県は過去5年間、県別赤字法人割合が全国第二位です。第一位はご存知徳島県。長野県は2008年78.20%で第二位、2009年81.71%で第二位、2010年80.78%で第二位、2011年79.59%で第三位、2012年…

山よりでかい猪が出た。

来年の一月から改正相続税が施行されます。既にご承知と思いますが基礎控除と人的控除が4割りカットされるため相続税の納税者が大幅に増加します。これを受けてセミナーが各地で盛んに行われていますが、相続税対策の基本は長期的視野に立って行うことです。…

歴史の真実 点と線 その13

日本民族は自虐史観から目覚めましょう! 「自虐史観」とは、大東亜戦争後の日本の歴史学会において主流であった歴史観を批判否定的に評価する人間が用いる蔑称である。彼らの主張は、戦後の歴史観を自国の負の部分をことさら強調し、正の部分を過小評価し、…

歴史の真実 点と線 その12

いわゆる慰安婦問題について。 今日、従軍慰安婦問題が深刻な様相を呈していますが、真実はどうであったのでしょうか。 先ず「従軍」の定義から。 従軍という言葉は軍属という正式な身分を表す言葉です。それは軍から給料を貰っていたことを意味します。この…

歴史の真実 点と線 その11

いわゆる東京裁判に対する基本的な考え方について。 東京裁判は法の原理を無視した違法な裁判であったことは今や通説となっています。日本政府は基本的にこの裁判を認めていません。認めたのはこれによって出た諸判決だけです。 何故、違法な裁判なのでしょ…

歴史の真実 点と線 その10

今日、大東亜戦争は日本の侵略戦争であったと言う「自虐史観」を信じている人が結構います。この混乱を整理するため定義から入ります。 先ず「侵略戦争」の定義、侵略戦争とは他国の資源を略奪する目的で武力を行使して争う戦争を言います。(欧米の植民地支…

歴史の真実 点と線 その9

南京大虐殺の真実について 先ず補助線から・・・「ハーグ陸戦条約」について。 戦争を行うには無秩序で行うことはありません。陸戦における規則が定められています。これが「ハーグ陸戦条約」です。この規則で交戦者の資格として①部下の責任を負う指揮官が存在す…

歴史の真実 点と線 その8

満州に駐留する日本軍と中華民国は満州事変以降直接軍事対決するようになりました。この緊張状態の中で起きたのが「蘆溝橋事件」です。一般的に日本軍が夜陰に紛れて発砲したのが原因であると言われていますが、真実はソ連が漁夫の利を得ようと日中戦争を誘発…

歴史の真実 点と線 その7

あの有名な万里の長城は何故造られたのでしょうか。それは異民族の侵入を防御するための軍事施設だったのです。これは誰でも知っている事実です。それではこの万里の長城はどこから始まっているのでしょうか。これが分かると中国の実態が理解出来ます。 当時…

歴史の真実 点と線 その6

ロシアは地理的に十分な不凍港(冬でも凍らない港)がないため,ヨーロッパに比べ経済発展が遅れていました。これを解決するため温かい港を求めて南下政策を国是としていたことは歴史の事実です。このため、清国を恫喝し、満州に東清鉄道を敷設し,その先端に…

歴史の真実 点と線 その5

欧米列強の植民地支配を排除し,我が国を自衛するためには「富国強兵」しか選択の余地がなく,これを経済面から支えるために取られた政策が「殖産興業」です。これによって軽工業を中心に近代化が進んだことは歴史の事実です。 地政学では、朝鮮半島の情勢が,…

歴史の真実 点と線 その4

幕末期に活躍した人物は殆どが郷士と言われる下級武士です。浪人となり収入が途絶えて毎日の生活費はどうなっていたのでしょうか。他藩に移動するには多額の旅費が必要です。重要な藩主や重役に面会するには、相応の工作が必要です。多量の武器弾薬の買い付…

歴史の真実 点と線 その3

尊皇攘夷から開国へ 幕末に欧米列強が軍事力を背景に開国を迫ってきたことはご存知のとおりで、特にペリーの黒船艦隊は有名です。これに前後して国内では尊王攘夷派と開国派で議論が沸騰し、国内の治安が大いに乱れたことは周知の事実です。やがて武力による…

歴史の真実 点と線 その2

何故、明治維新は奇跡的に成功したのか? その答えは「恐怖心」でした。 前回、歴史の真実を理解するには「点」ではなく「線」で行うことが正しいと説明しました。それではいつ頃から「線」を引けば良いでしょうか。大きな歴史の転換点となった幕末から明治維…

歴史の真実 点と線 その1

今日、歴史認識を巡って国内外から問題点が提起され、これに対して日本の政府及び歴史学者から正しい歴史認識に基づいた反論が殆どなされず、傍観者の立場でやり過ごそうとする姿勢に危惧を感じています。 かつて、ヒットラーの下で国民啓蒙・宣伝大臣を務め…

中小・零細企業に朗報!

120年ぶりに民法大改正、第三者の連帯保証人は廃止! 中小・零細企業で充分な信用力や担保を持たない場合の融資については、金融機関から社長による個人保証に加えて第三者による連帯保証人を求められているケースが存在します。これは貸し手にとって一方的に…

何故日本の木造住宅の寿命は26年なのか?

予てから日本の代表的なハウスメーカーの経営手法に疑問を持っていた小生は、平成22年7月22日の当ブログで「何か変だよ保証期間」と題して問題提起しました。建築技術が高度化したにも拘わらず、耐用年数が向上せず、且つ保証期間が相変わらず10年とは、自…

業績を上げる原価計算のお話

前号からの関連したお話をします。 製品を作るときには単位当たりの原価がいくらになっているかを計算しないと売値も決まりませんし、受注生産方式ではいくら儲けたかが解りません。そこで考案されたのが原価計算です。そんなことは当然知っているよ。と言う…