張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

歴史の真実 点と線 その12

いわゆる慰安婦問題について。
今日、従軍慰安婦問題が深刻な様相を呈していますが、真実はどうであったのでしょうか。

先ず「従軍」の定義から。
従軍という言葉は軍属という正式な身分を表す言葉です。それは軍から給料を貰っていたことを意味します。この定義から従軍記者、従軍看護婦は存在しても「従軍慰安婦」は存在しません。何故「従軍慰安婦」と言って「従軍」を強調するのでしょうか。それは軍隊の命令で行動を共にしたという印象を与えるために意図して使っているものと考えます。

さて、人類は他の動物と違う大きな特徴を持っています。それは「性」です。人類以外は必ず発情期がありますが、人類には発情期は存在しません。何時でも何処でもOKなのです。人類最古の商売が「売春」と言われる所以です。人類の三大欲望の一つに「性欲」があります。子孫を残すという本能と、快楽を求める欲望が共存しています。本来「性」は表に出して云々するというものではありません。
不幸なことがありますが「戦争と性」は有史以来、戦争時の略奪と強姦がついて回ったことは事実です。

経済学に需要と供給と言う言葉がございます。命を的にした軍隊の「性」需要に対して、これを供給する「性」によってビジネスが成立します。いわゆる慰安婦問題はこの切り口から考えるのが妥当ではないでしょうか。軍という需要が戦地を転々するとき、これに従って行動するのが供給側です。一見すると軍と行動を共にするように見えますが、軍が命令したのではなく需要と供給のメカニズムが利害を一致させたからです。「慰安婦」の経歴にはプロもいたでしょうが、中には不幸な生い立ちで犠牲になった人たちもいたのも事実です。不幸な人たちの前歴を暴き立て良いのでしょうか。そっとしておいた方が大人の感覚というものでしょう。日韓関係を慰安婦問題で対立させて何処の国が利するのか。利する国が仕掛けたという説もあります。

「戦争と性」は人類共通の問題なのです.アメリカが日本を占領した時、占領軍は当時の厚生省に出向き、真っ先に慰安所の設置を要求した事実があります。これを聞いたプロたちは、一般の婦女子の貞操を守るために私たちが犠牲になると言って自ら志願した美談が残っていることを忘れてはなりません。

平成26年6月20日、日本政府は、いわゆる「河野談話」の経緯を検証した事実を公開しました。日韓両国の合作であった事実を発表しました。これによって「河野談話」の前提が崩れてしまい決着がついたと言えましょう。
「戦争と性」は人類共通の普遍的事実であることを冷静に判断して貰いたいものである。