張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

現代の少正卯(ショウセイボウ)パート2

現代の少正卯はズバリ舛添東京都知事です。 舛添氏の所業についてはマスコミで連日報道されているとおりです。確かに政治資金規正法は入金チェックは厳しいのですが支出についてはザル法に等しく、法律的に立件が出来ないことを根拠に言い逃れの連発で、現職…

現代の少正卯(ショウセイボウ)パート1

先ず補助線から 「天網恢々疎にして漏らさず」老子の言葉として有名な言葉です。内容はご存知と思いますが「天が悪人を捕らえるために張り巡らせた網の目は広くて粗いが、悪事を犯したものは一人も漏らさず取り逃がさない」と言う意味です。 次は「四知の知恵…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説⑤

賭博資本主義の元ではイスラムの経済理論は否定される。これがイスラム教世界の貧困を招き、経済的安定を求めて移民したイスラム教の人々は移民先で差別され、更に貧困を招いてしまう。 生きる希望を失った貧者はどのような行動に出るのだろうか。この世がダ…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説④

一方、イスラム教の経済理論はどうなっているのでしょうか。 イスラム教の経済理論は、企業活動や私的財産の所有を是認はするが、同時にそれは社会正義と普遍的善との整合性がなければならないとされるている。イスラム教では、非生産的と見なされるものは、…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説③

こうして、プロテスタンティズムの信仰が、結果として近代資本主義を誕生させ、それを発展させた。しかし、近代化が進展するとともに信仰が薄れていくと宗教としての色彩が弱まり、利潤追求が自己目的化するようになってきた、「内からの動機」に基づくもの…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説②

世界の各地でIS国の卑劣なテロ行為が横行しています。テロ行為は無関係の人々を巻き込んで恐怖感を与えることを目的としたもので決して許されるものではありません。しかし、武力で殲滅すれば解決するするほど単純な問題ではないと考えます。その根本は極端…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説①

先ず始めに宗教と経済発展の関係から考えて見ましょう。キリスト教とイスラム教の経済格差が鮮明になっています。先進国として認知されているのはOECD(経済協力開発機構)構成国34カ国です。この中でトルコだけがイスラム教国です。圧倒的にキリスト教を中…

歴史の教訓パート2 項羽と劉邦

項羽を「垓下」に追い詰め包囲したとき劉邦は楚の国の歌を部下に歌わせます。自分の味方と思っていた楚軍の歌が聞こえたとき、我天命に非ずと悟り、烏江で妻の虞美人と共に命を絶ちます。後の「四面楚歌」の故事の由来となり、赤い花の虞美人草の由来も妻の…

歴史の教訓パート1 項羽と劉邦

先ず補助線から。 温故知新とは、故きを温ねて新しきを知る、と言う意味です。 孔子、孟子、墨子、孫子等。宇宙の調和と進化向上のために人間のあり方を説いた中国古典の偉大なる啓蒙者。 易姓革命とは、天子は天命を受けて国家を統治しているが、天子の徳が衰…

製造業がサービス業に変化する日

あらゆるモノがネットに繋がるIoTの著しい進化で、製造業は単にモノを作って売る時代から、サービスを売る企業に大きく変わろうとしています。製造業のサービス化(サービタイゼーション)と呼ばれ、ドイツの「インダストリー4.0」など、第4次産業革命が大きな…

消費税再増税は延期が確定?

安倍総理は、今月官邸にアメリカのノーベル経済学賞受賞者であるすスティグリッツ教授やグルーグマン教授を招いて、経済政策や消費税増税の是非についてアドバイスを求めました。両教授は揃って今日の経済環境下では消費税は増税すべきではないと進言したと…

何が起きても「遺憾である」症候群

ようやく確定申告が昨日無事終了しました。 さて,本題です。 「遺憾とは」とは、思い通りにいかず心残りなこと。残念。・・・広辞苑より 国内外の事件や事故、あるいは外交に係わるような問題が発生したときに内閣官房長官や所管の大臣がその点について問わ…

彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず。その二

前号の続きです。 製造業や建設業などの物づくり企業はどうでしょうか。これらの業種の特徴は時間管理が生命線となります。原価管理が出来ていない所で業績の良い会社をあまり見たことがありません。 直接工が一定の単位(日、時間、分)でどれだけの付加価…

彼を知り己を知れば,百戦して殆うからず。その一

ご存知、孫子の兵法の一説です。 知識としては誰でも知っている有名な言葉です。これを現代の経営に当てはめて考えれば,原理・原則が見えてきます。業績の良い会社はこれを確実に応用しているケースが多いのです。 「彼を知り」とは、一般的に同業他社の状…

「捏造」パート5

ノーベル物理学者、相対性理論で有名なアインシュタインが1922年に来日し、日本各地を回り、帰国の途につくとき次のようなメッセージを残したことはご存知でしょう。 曰く。 近代日本の発達ほど世界を驚かせたものはない。 その驚異的発展には他の国と違った…

「捏造」パート4

当時の事実関係を見てみましょう。パート3で述べたとおり南京戦が始まった12月10日の南京市の公式人口は20万人です。占領後の3月下旬の登録人数は27万7千人になっていました。何という不思議な数字でしょうか。 占領時の公式人口が20万人なのにどうして30万…

「捏造」パート3

それでは,「南京大虐殺」について,事実だけを対象にして検証してみましょう。全くの素人でもこれ位の判断が出来るのに、ユネスコ記憶遺産委員会では事件の真相究明を疎かにし、中国の意のままに決断を下してしまったのです。理由は「捏造」パート1で示したとおり…

「捏造」パート2

次に、捏造事件として国連のクマラスワミ報告をご存知でしょう。スリランカの女性弁護士が国連人権委員会の命を受けて「女性に対する暴力特別報告者」となり、いわゆる「従軍慰安婦」問題で日本軍の関与があったとした報告書が提出されました。 内容は、日本国政…

「捏造」パート1

「捏造」とは真実で無いことを真実であるようにこしらえること。国語辞典より。 ユネスコ世界記憶遺産に、いわゆる「南京事件」が登録され、国内で異論が続出していることはご存知のとおりです。これで捏造された「南京事件」は正統性を持ち、日本人の残虐性が真実…

生前贈与には細心の注意が必要です!

既にご案内のとおり平成27年1月から相続税の基礎控除が4割りカットされた関係で、相続税の申告者が倍増しているようです。 そこで、相続税を少しでも安くしたいと考え、生前贈与が盛んに行われていることはマスコミ等の報道でご存知のとおりです。 生前贈与…

戦略発想の薦めパート5 TPP ISD条項について

今日、TPP と言えば農業問題に焦点が当てられ、最も重要なISD条項が殆ど話題に上がらず意図的に隠されているのではないでしようか。農業問題ならば国民の関心が高く、いわゆる食料安保として格好の情報提供となるからです。 しかし、農業問題は食糧安保の関係…

戦略発想の薦めパート4 TPP

集団的自衛権とTPP問題は一見関係ないと思われますが、実は底流で繋がっているのです。このことに気付くために戦略発想が必要です。 当初、自民党政権はTPPに対して断固反対の姿勢を貫き、政権公約していたのをご存知でしょうか。日本の関税は先進諸国に比べ…

戦略発想の薦め パート3 先ず自衛権の問題から

パート2からの続きです。 平和憲法の堅持、一国平和主義の死守を唱え、抽象論での論争には何の解決も得られないことを認識してもらいたい。日本では言論の自由が保障されていますから何を言っても構いません。しかし、反対するだけでなく、国家戦略を達成する…

戦略発想の薦め パート2 先ず自衛権の問題から

国家を戦略論から考える場合、国家とは何かという役割を理解する必要があります。国家の役割三原則があります。一つは領土を守ること、二つは国民の生命を守ること、三つは国民の財産を守ることです。 これを戦略の定義に当てはめると①日本を取り巻く環境の…

戦略発想の薦め パート1

今日、会話の中で戦略とか戦術の言葉が多用されています。しかし、現実には戦略と戦術を明確に区分しないで使っているケースが殆どです。これでは、持って生まれた140億個の脳細胞を有効に使うことは出来ません。 脳の特徴は、明確な目的が与えられると24時…

遺言書を書いて相続税を安くしましょう!

平成29年度の税制改正で「遺言控除」が新設されるようです。 現在の相続税制度のもとで、遺言が残されている割合は全体の20%~30%程度です。遺言書がなかったために相続人同士のトラブルが発生しやすくなり、これの解決のために大きなコストがかさむほか、…

政局を戦術論で戦う愚パート2

野党は憲法学者の意見で、鬼の首を取ったようなはしゃぎようで、持論を有利に導くため、不毛の論陣を張っているが、如何なものか。 戦後、GHQの命令で英文で作成され、その後日本語に翻訳された日本国憲法。その前文に何と書いてあるのでしょうか「平和を愛す…

政局を戦術論で争う愚パート1

集団的自衛権を巡って、国会では論戦が行われている。しかし、この問題は戦術論で解決する問題ではなく、このままでは不毛の論戦と時間のロスが大きくなるだけで何のメリットも生まれてこない。この現実に気付いている国会議員やこれを報道するマスコミ関係者…

30年一括借り上げ制度(サブリース)の罠

5月11日放映、NHKクローズアップ現代で、30年間一括借上制度、いわゆるサブリースの危険性について、その実体が報告されました。一流のハウスメーカーが詐欺まがいの手段で勧誘し、その実体が明らかになったのです。 今年度より、相続税の改正で基礎控除…

貴方は、本当に貴方ですか?

マイナンバー制度の危険を未然に防止する対策をしておきましょう! 既にご存知のとおり、我が国のマイナンバー制度が平成28年1月から施行されることになりました。 マイナンバー制度は個人を識別する唯一の個人番号であり、一生涯不変で極めて機密性の高い、…