張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

#練習用

金融機関の矜持は何処に行ったのか?パート1

先ず言葉の定義 「矜持」とは、自信と誇り。自信や誇りを持って堂々と振る舞うこと。 さて、次の文章は何処の経営理念でしょうか。 「健全経営を堅持し、以て地域社会の発展に寄与する」 「当行は、お客様と株主の皆様及び従業員の幸福と繁栄のために全力を…

急増するアパート建設の落とし穴

平成27年の相続税増税対策として賃貸アパート経営が急増し、各地で様々な問題が起きています。 ①錯覚から起きる問題点 賃貸アパートを経営すれば相続税が軽減されるという現実があります。確かに、アパート経営を行えば貸家建付地として認定され、土地の評価…

げすの勘ぐり・・・森友学園問題の真相パート2

次は送金方法についてのげすの勘ぐりです。 そもそも安倍晋三の冠を付けた校名は禁止されているはずなのに、証言では一瞬の間使ったと言っていますが後日の調査で3年間は使われていたことが判明しました。 土曜日に頂いた寄付金は月曜日になって郵便局から送…

げすの勘ぐり・・・森友学園問題の真相パート1

出来過ぎたストーリーには裏がある(策士策におぼれる) 先ず定義から げすの勘ぐりの下衆とは下層の人々という意味合いから、品性の劣った卑しい人という意味で、卑しい者が卑しい考え方で、他人の行いの裏に卑しい動機や卑しい目的を読み取ること。 策士とは…

壮大な実験パート3

国際競争力の観点から、この壮大な実験は成功するのでしょうか。 誰でも品質が良くて価格が安ければ優先的に購入するのが普遍的です。鎖国でもしない限り国際競争力を高めるために低開発国に生産拠点を移すことは自然な行為です。 生産拠点の選別は、国内の…

壮大な実験パート2

トランプ候補は行きすぎた市場原理とグローバリズムによって職を失ったり低所得を余儀なくされたかつての中間所得層に希望を持たせることによって票を獲得し、逆転劇を演出して見せました。 方針として、アメリカ経済を復活させるため、低開発国に生産拠点を…

壮大な実験パート1

先ず補助線から定義づけします。 「市場原理主義」とは、市場での自由な競争に任せておけば、価格・生産ともに適切に調整され、ひいては生活全体も向上するという考え方です。 「グローバリズム」とは、国際社会における相互依存関係の緊密化や通信手段の発…

深掘りの習慣を付けましょう

深堀とは、何かを深く掘ること、何かを深く追求すること。これが転じて既にある別々な情報を関連性を持たせながら探究することを言います。 先ず事例研究から 昨年12月25日の産経新聞に貧富の格差是正を目的に「中国「相続税」導入へ全人代で審議入り「固定資産税…

潮目が変わったか?

「潮目」とは、潮の流れがぶつかり合うことを言います。これから転じて情勢の変化やこれまでの流れが変わるという意味で使われていることはご存知のとおりです。 生前、著名なコンサルタントであった船井幸雄氏が、現在起きている諸現象は全て「必要・必然・…

一発逆転サヨナラ満塁ホームラン!!!

想定外の大逆転、サプライズ、未知との遭遇等の文字がマスコミに流れました。その結果、大幅な株価の変動や為替相場の乱高下。想定外の事態が起きたときの反応が世界を駆け巡りました。 先ず補助線から アメリカの殆どのマスコミは民主党系で左派傾向が強い…

新しく生まれ変わった事業性評価融資の概要についてパート3

奇跡のリンゴの教訓 ご存知、木村秋則氏の死闘のりんご園経営体験が本になり映画となり、自然農法の先駆者として有名になりました。 本来、病気に弱いリンゴ栽培は農薬と化学肥料がないと不可能であると言う常識をひっくり返したのです。直接の原因は、妻の…

新しく生まれ変わった事業性評価融資の概要についてパート2

事業性評価融資への質的転換 これまで過去の決算書を中心にして定量分析を行い担保や保証や金利を決定していた融資方法を改め、定性分析に重点を置いた融資に質的転換を図る方法が主流となります。 定性分析とは、数字に表しにくい重要項目である企業の事業内…

新しく生まれ変わった事業性評価融資の概要についてパート1

森金融庁長官の誕生で金融行政が劇的に変化しつつあります。この変化は、中小・零細企業にとって強い味方となり対応次第では大きなチャンス到来となります。 従来の金融機関のあり方の反省 地元の金融機関は、融資の際に財務諸表(決算書)分析に重点を置き、そ…

我が国の憲法学者に伺いたいことがあります。パート2

マッカーサー元帥が東京裁判という事後法で以て違法な裁判を行ったことはご承知のとおりです。 根底は、日本軍に対する恐怖心と復讐心であり、二度とアメリカに刃向かうことがないように天皇制を変更し、国民の生命・財産・安全を保証する主権を剥奪するため…

我が国の憲法学者に伺いたいことがあります。パート1

先ず補助線から。 昭和20年8月14日ポツダム宣言を受諾、日本国軍隊の無条件降伏が確定し、8月15日を以て日本の主権はGHQ(連合国司令部)に完全移管。昭和22年5月3日今日の日本国憲法施行。昭和27年4月28日サンフランシスコ講和条約発効と同時にようやく主権…

様変わりする地域金融機関

中小・零細企業にとって強い見方になれるか。 金融庁の行政指導が森金融庁長官の誕生で劇的に変わろうとしています。 それは、「金融行政の目的」を明確に打ち出したことです。その目的とは「企業・経済の持続的成長と安定的な資産形成等による国民の厚生の増大…

チャンスは活かしましょう!

政府は20兆円の大型補正予算を発表しました。 アベノミクスを確実にすることでデフレからの完全脱出を図り、日本経済を産業立国として成長路線に乗せるための大型予算となります。この路線を確実なものにするには「中小・零細企業をしっかり支えていく必要が…

品性について

先ず補助線から。 「品性」とは、道徳的な観点から見た、その人の性格、また、人柄を言う。「エチケット」とは、人と接するときの言動・態度の意味で使うことが多く、対面している相手を不快にさせると言った心配りの意味合いが強い。・・・国語辞典より。 補助…

巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなし仁)

巧言令色鮮し仁とは、言葉巧みで、人から好かれようと愛想を振りまくものには、誠実な人間が少なく、人として最も大事な徳である仁の心が欠けているものだと言うこと。・・・故事ことわざ辞典より。 さて、参議院選挙が終盤を迎えています。ここで明記すべき…

現代の少正卯(ショウセイボウ)パート2

現代の少正卯はズバリ舛添東京都知事です。 舛添氏の所業についてはマスコミで連日報道されているとおりです。確かに政治資金規正法は入金チェックは厳しいのですが支出についてはザル法に等しく、法律的に立件が出来ないことを根拠に言い逃れの連発で、現職…

現代の少正卯(ショウセイボウ)パート1

先ず補助線から 「天網恢々疎にして漏らさず」老子の言葉として有名な言葉です。内容はご存知と思いますが「天が悪人を捕らえるために張り巡らせた網の目は広くて粗いが、悪事を犯したものは一人も漏らさず取り逃がさない」と言う意味です。 次は「四知の知恵…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説⑤

賭博資本主義の元ではイスラムの経済理論は否定される。これがイスラム教世界の貧困を招き、経済的安定を求めて移民したイスラム教の人々は移民先で差別され、更に貧困を招いてしまう。 生きる希望を失った貧者はどのような行動に出るのだろうか。この世がダ…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説④

一方、イスラム教の経済理論はどうなっているのでしょうか。 イスラム教の経済理論は、企業活動や私的財産の所有を是認はするが、同時にそれは社会正義と普遍的善との整合性がなければならないとされるている。イスラム教では、非生産的と見なされるものは、…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説③

こうして、プロテスタンティズムの信仰が、結果として近代資本主義を誕生させ、それを発展させた。しかし、近代化が進展するとともに信仰が薄れていくと宗教としての色彩が弱まり、利潤追求が自己目的化するようになってきた、「内からの動機」に基づくもの…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説②

世界の各地でIS国の卑劣なテロ行為が横行しています。テロ行為は無関係の人々を巻き込んで恐怖感を与えることを目的としたもので決して許されるものではありません。しかし、武力で殲滅すれば解決するするほど単純な問題ではないと考えます。その根本は極端…

最近、世界中で社会的・経済的に大きな混乱が続いています。その原因の仮説①

先ず始めに宗教と経済発展の関係から考えて見ましょう。キリスト教とイスラム教の経済格差が鮮明になっています。先進国として認知されているのはOECD(経済協力開発機構)構成国34カ国です。この中でトルコだけがイスラム教国です。圧倒的にキリスト教を中…

歴史の教訓パート2 項羽と劉邦

項羽を「垓下」に追い詰め包囲したとき劉邦は楚の国の歌を部下に歌わせます。自分の味方と思っていた楚軍の歌が聞こえたとき、我天命に非ずと悟り、烏江で妻の虞美人と共に命を絶ちます。後の「四面楚歌」の故事の由来となり、赤い花の虞美人草の由来も妻の…

歴史の教訓パート1 項羽と劉邦

先ず補助線から。 温故知新とは、故きを温ねて新しきを知る、と言う意味です。 孔子、孟子、墨子、孫子等。宇宙の調和と進化向上のために人間のあり方を説いた中国古典の偉大なる啓蒙者。 易姓革命とは、天子は天命を受けて国家を統治しているが、天子の徳が衰…

製造業がサービス業に変化する日

あらゆるモノがネットに繋がるIoTの著しい進化で、製造業は単にモノを作って売る時代から、サービスを売る企業に大きく変わろうとしています。製造業のサービス化(サービタイゼーション)と呼ばれ、ドイツの「インダストリー4.0」など、第4次産業革命が大きな…

消費税再増税は延期が確定?

安倍総理は、今月官邸にアメリカのノーベル経済学賞受賞者であるすスティグリッツ教授やグルーグマン教授を招いて、経済政策や消費税増税の是非についてアドバイスを求めました。両教授は揃って今日の経済環境下では消費税は増税すべきではないと進言したと…