張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

チャンスは活かしましょう!

 政府は20兆円の大型補正予算を発表しました。
アベノミクスを確実にすることでデフレからの完全脱出を図り、日本経済を産業立国として成長路線に乗せるための大型予算となります。この路線を確実なものにするには「中小・零細企業をしっかり支えていく必要がある」として、本腰を入れるようになりました。

 現在、我が国の企業数は大企業が1万1千社、中小企業が380万9千社(この内小規模事業者325万2千社)、99.7%が中小・零細企業となっており、中小企業対策が最大の課題となっています。

 そこで政府は「中小企業等経営強化法」を本年7月から施行し、官民挙げて本格的な支援体制に入りました。この中心はご存知と思いますが「ローカルベンチマーク」の積極的活用なのです。

 ローカルベンチマークとは、経済産業省が作成した「簡易型企業診断表」を活用することで、地域企業の経営課題の把握・分析や金融機関や支援機関との対話のための手段・ツールであり、これから我が社の経営改善や成長力強化のための具体的な手法を見つけ出す指針となるものです。簡単に言いますと当事務所で毎決算期に提供している「金融機関格付け表」のようなもので、安全経営するため気付きを発見するツールと言えます。

 ローカルベンチマークに基づいて認定事業者になれば、機械装置を取得した場合固定資産税は半額になるとか、計画に基づいた必要資金の支援が受けられるようになります。更にこの制度を確実にするため将来的には税法の優遇措置も考えられます。

 政府が本腰を入れて支援体制に入った以上、これを有効活用することで我が社の安全経営確立のチャンスとして活かすべきではないでしょうか。チャンスは自らつかみ取ることこそが原理原則です。手を拱いていれば折角のチャンスは逃げてしますます。
 今後、金融機関や各種の関連事業体等が積極的に行動するものと思われます。
当事務所の経営理念は「安全経営のお手伝い」です。この実現に向かって以前から「理念型経営の実践」を推奨し、既に経営革新等支援機関の認定も受けておりますので、皆様のお役に立てると考えております。