巧言令色鮮し仁（こうげんれいしょくすくなし仁）

　巧言令色鮮し仁とは、言葉巧みで、人から好かれようと愛想を振りまくものには、誠実な人間が少なく、人として最も大事な徳である仁の心が欠けているものだと言うこと。・・・故事ことわざ辞典より。

　さて、参議院選挙が終盤を迎えています。ここで明記すべきは決してイギリスの二の舞になってはならないと言うことです。6月に行われたイギリスのEU離脱に向けての国民投票が行われた結果EU離脱が確定してしまいました。
　この選挙は、情緒や感情によって態度を決める大衆に対し、心地よいスローガンを掲げ大衆を扇動するポピュリズムの典型です。偉大なる大英帝国を取り戻せ。EUの官僚に振り回されるな。難民受け入れは許せない等々。選挙後の世論調査では離脱派の人々は｢EU離脱が意味するものとは?｣、｢EUとは?｣、｢U加盟国は?｣。これらの極めて重大な上記の意味さえ理解せず、または離脱派の嘘を見抜けず、ホピュリズムの怖さを後で知ったのです。

　日本国内では、政権奪取を謀るため日本を共産国家に作り替えようとしている共産党と野党が結託し、野合連合が結成されました。国民の生命・財産・安全を保証するための国防予算を人殺し予算と言ったり、予算の裏付けのない美辞麗句を並べて、国民を味方に付けようと画策しています。しかし、美辞麗句の裏には予算の裏付けもなく、国民の歓心を買うために言っているに過ぎないのです。
　大衆に迎合するポビュリズムを信じてしまえば、まさにイギリスの二の舞になって、取り返しが付きません。

　巧言令色鮮し仁。心地よい言葉には裏付けをとって本当にそうなのかを理解する素養を身につけないと、ポピュリズムの思う壺です。そして、日本は世界の片隅に細々と生き続ける弱小国家に成りはててしまう。
　今、を決断するのは我々しかいません。どうか世界に冠たる技術立国日本の到来を夢見て、正しい投票をしようではありませんか。