張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

一発逆転サヨナラ満塁ホームラン!!!

 想定外の大逆転、サプライズ、未知との遭遇等の文字がマスコミに流れました。その結果、大幅な株価の変動や為替相場の乱高下。想定外の事態が起きたときの反応が世界を駆け巡りました。

 先ず補助線から
 アメリカの殆どのマスコミは民主党系で左派傾向が強いことはご存知のとおりです。このメガネを通してみると共和党のトランプ候補が当選することはあってはならないことで、徹底した個人攻撃を仕掛け、民主党クリントン候補の応援に回りました。これが本当の民意をくみ取ることを誤り、マスコミの劣化を招いてしまったのです。これを信じた大多数の人たちが、想定外の事態となって右往左往したものです。

 さて、本題です。
 本当に想定外の大逆転だったのでしようか。歴史は繰り返すと言います。1980年の大統領選挙では、ハリウッドの映画スター、レーガン共和党から立候補しました。当初は三流の映画スターと言われ泡沫候補だったのです。ところが時を経るに従い「偉大なるアメリカを取り戻す」と言うスローガンが次第に国民から支持されるようになり、遂に現職のカーター大統領を破り、第40代の大統領となったのです。

 今回のトランプ候補についても、当初は泡沫候補としてマスコミから徹底的に攻撃され、共和党からも非難され、とても当選は不可能な状態でした。ところが徹底したグローバリズム政策によって極端な経済格差が生じ、経済弱者を無視した政策が続いた結果「強いアメリカを取り戻す」のスローガンを掲げ、経済力を向上させ弱者救済を優先したことが琴線に触れ、これが大きな波動となって大逆転となったものです。この波動を読み切れなかったことが大混乱の原因でしょう。

 日本で唯一、トランプが次期大統領になると予言した人物がいます。評論家の副島隆彦氏です。氏は自分の人生を賭けて3月22日に構想を練り始め、7月1日に「トランプ大統領アメリカの真実」を著しました。サブタイトルは「次はトランプで決まり」。
 副島氏は過去においても数々の予測を見事に当てています。氏の言動は激しくトランプ大統領に共通する事があります。
 大多数がクリントン候補が有利という環境下で、見事トランプ候補を言い当てた慧眼は見事です。希有な存在と言えるでしょう。
 何が本物であるかを見極める絶好の機会であったと言えましょう。