張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

2010-01-01から1年間の記事一覧

人物鑑定の一方法について

デフレ不況が蔓延し、世相が乱れる中で自分の思想をぶれなく維持することは次第に困難となってきている。だからこそ、ぶれのない思想を貫くか否かで人物の鑑定が可能なのである。 平成22年4月、当時の管副総理兼財務大臣がアメリカ・ワシントンを訪れ、アーリ…

悪質コンサルタントに注意しましょう

世界的金融危機が招いた経済不況は、中小・零細企業の経営を直撃し、赤字法人割合が増加傾向を示しています。経営再生に向かい日夜努力している経営者の不安心理につけ込んだ悪質なコンサルタントが横行しています。藁をも掴みたい経営者心理を利用し、あたか…

販売戦術の研究・・・拘りの一品

6月の始め「平城京遷都1300年際」を見学、改めて日本歴史の奥深さを実感して来ました。奈良の飛鳥寺に(飛鳥の蘇)と言われ、7世紀末から今日まで、その伝統製法を引き継ぎ、地域限定販売に拘っている乳製品があります。(飛鳥の蘇)は牛乳をゆっくりと特殊な…

管理と経営を明確に区分していますか

「管理」と「経営」を混同してしまい、我が社の経営に不安を抱いているトップが存在します。これを明確に区分して実行すれば業績は飛躍的に向上します。 先ず定義付けから、「管理」とは我が社の経営方針を理解し、これを部下に徹底し、業務を行わせ、これらを…

理想と現実

仕事でお客様を訪問し、経営問題の相談を受けアドバイスすることがよくあります。この際、素直に受け取る人と、そんなことは理想だから無理だと言って否定してしまう癖を持った経営者がいます。否定的な人は「脳」の持っている無限の力を活用していませんし、…

頑張れ鳩山総理

過日、渡部昇一上智大学名誉教授が「歴史から壊れていく日本」というタイトルの著書を発刊しました。この中におもしろいジョークが紹介されているので以下に記述します。 日本には正体不明な鳥がいる。中国から見ればネギを背負った「カモ」に見える。アメリカか…

もしかしたら?

陸・海・空、三軍の指揮権は内閣総理大臣が行使することになっていることはご存じのとおりです。国家の危機管理として最も重要な指揮権を持つ総理大臣が、過日、学べば学ぶほど「抑止力」が大切であることを知った。と言って大騒ぎになりましたね。過日、この…

仮説の検証 「塩」は健康にとって有害なのか

世界一の長寿国はご存じのとおり我が日本です。日本の中で長寿県は長野県であることは定説となっています。則ち、長野県は世界一の長寿県なのです。 ところで、「塩」の摂取が健康に良くないという風説が相変わらず流れているのはご承知のことと思います。果…

中学生でも解る抑止力問題について

5月4日、沖縄を訪問した鳩山総理が、記者会見でとんでもない発言をしたことを覚えているでしょうか。曰く「学べば学ぶにつけ(海兵隊の部隊が)連携し、抑止力が維持できるという思いに至った」と。 5月末までに日米交渉の決着を付けると大見得を切り、沖縄…

体質転換の薦め

4月7日のブログで「不気味な胎動」というタイトルで、技術立国を誇ってきた日本の製造業が世界のマーケットで苦戦している様子を報告しました。その後、日経ビジネス4月19号に「間違いだらけの品質至上経営」として特集が組まれていたことをご存じでしょう。…

何かの間違いではないか?

最近、日本の国と地方を含めた長期債務残高がGDP比で200%を超えたと言って,財務省、マスコミ、経済評論家等が大騒ぎしています。曰く、日本国家は債務不履行を起こして破産する。曰く、日本の国債格付けは「ボツワナ」以下である。やがて日本はハイパー…

正しい判断基準とは何か?

今、普天間基地問題で内閣支持率が33%に急落したとマスコミは報道し、鳩山総理の進退問題まで取りざたされて、指導力に問題ありとして,格好の餌食にされている感がある。果たしてマスコミの言うとおりなのか検証してみたい。 このために「脳力開発指針集」…

不気味な胎動

胎動とは、新しい物事が、内部で動き始めること。また、内部の動きが表面化し始めること「大辞泉」より。 日本の製造業は自他共に認める日本経済の要です。高度な技術力を駆使して高品質な部品を世界中に輸出し、経済成長を支えて来たことはご存じのとおりです…

仮説、やがて日本人は飲料水を中国から輸入する

そんな馬鹿なことが起きるはずがないと考えている人が多いと思います。しかし、次の現実を知れば決して杞憂で無いことが解ります。 実は、産経新聞3月29日一面に「日本の水と森をむさぼる外資」というタイトルで、外資による水資源源流の森林売買が活発に行…

「和」の国、日本と「訴訟社会」アメリカ

アメリカのアップル社は携帯音楽プレーヤー「ipod」、多機能携帯電話「iphone」の爆発的なヒットにより両分野でダントツの人気を得ています。この勢いに乗って今度は新型の多機能携帯端末「ipad」をいよいよ4月から世界に向けてリリースし、前人気は上々です…

歪められた組織論

組織とは目的を成し遂げるための手段である。と「経営の哲学」という著書の中で、ドラッカーが明言しています。 この原理原則を当てはめて、今日世間を賑わしている民主党副幹事長であった生方幸夫氏の辞任劇について考えて見ましょう。マスコミはこぞって、…

何か変だよ今日の葬式ビジネス

最近の葬式に違和感を感じていませんか。そう感じていたのは私だけではありませんでした。島田裕巳という宗教学者が最近「葬式は、要らない」と言うタイトルの本を発刊し、結構売れているようです。 サブタイトルは葬式大国日本・日本の葬式無用論、平均費用…

パラダイムシフトで業界が一変する

パラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う「ウィキペデイアより」 今、環境意識の高まりの中で電気自動車(EV)が注目されているが、これまでの…

規制改革会議ついに幕

規制改革会議の発端は、1996年に政府の行政改革推進本部に「規制緩和委員会」が設置され、委員長にオリックス会長の宮内義彦氏が就任した。ところが民主党に政権が交代したことにより本年3月31日限りで解散。その一部は行政刷新会議が担当し、環境、医療、農…

法治国家における推定無罪の原則とは

「法治国家」とは、国家における全ての決定や判断は、国家が定めた法律に基づいて行うことであり、「推定無罪」とは、何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される。と言う立証責任の問題と、疑わしきは罰せず、と言う裁判官側からの問題で、表裏一体となっ…

ちょっぴりホットな話

先日、4年前に設置した我が家のウオシュレットが原因不明の漏水を起こしたので、説明書に書いてあった故障の連絡先に電話したところ、2年の保証期間が切れいてるので、有料修繕になるとの説明があり、次の日に修理に来てくれた。故障部品を交換して完了。料金…

「成功神話」は復讐する パート2

1990年、早稲田大学の山田英夫先生が「成功神話」は復讐する。と言う著書を講談社から発刊している。 これによると「リーダー企業は、戦略定石どおり事業を行っていれば、その地位は安泰である」、「リーダー企業ほど、その地位を狙われている企業はない」こ…

平均値のからくり

かつて「貯蓄から投資へ」の宣伝が盛んに行われていたことをご存じでしょう。このとき「日本人は自分で運用して増やすという意識が希薄だから、個人金融資産の大半は預貯金にまわされる」と言う類の話が横行し、同時に「アメリカ人は金融資産の5割を株式や投…

平成22年の不毛地帯

「不毛地帯」は山﨑豊子のベストセラー小説で、何回もドラマ化されているからご存じの人も多い。 「不毛」を広辞苑で引くと、土地がやせていて穀物その他の作物が出来ないこと。転じて、一般に成果が実らないこと。と説明しています。 今日、不毛地帯の最た…

仕入原価の145倍で商売が出来る美味しい話

ここに2社の経営理念を記載します。どちらがどの会社か解りますか? 「我が社は人間尊重の精神とお客様第一主義に基づき、創造と革新の経営を通じて、楽しく豊かなパーソナルライフの実現と生活文化の向上に貢献する」もう一社の経営理念は「健全経営を堅持し…

人頼りの姿勢を直して挑戦しよう

人頼りの姿勢が強い人の特徴は、愚痴を言ったり、不平不満を口癖にしたり、うまくいかないのは人や周りのせいにする傾向が強い人です。この特徴を持った人が経営者になれば問題が起きてしまいます。 何故か? 経営とは環境適用業と言われ、環境に順応しなけれ…