張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

仮説、やがて日本人は飲料水を中国から輸入する

そんな馬鹿なことが起きるはずがないと考えている人が多いと思います。しかし、次の現実を知れば決して杞憂で無いことが解ります。

実は、産経新聞3月29日一面に「日本の水と森をむさぼる外資」というタイトルで、外資による水資源源流の森林売買が活発に行われている実態が報告されています。これによれば、世界の水需給の逼迫が予測され、資源として世界的な獲得競争が展開される中で、日本の「水」が狙われていると言う。
特に中国の水需要が2004年までの7年間で4倍以上伸びており、日本から水を調達するため、買収に触手を伸ばしているという。

報告書では、日本の土地制度の問題点も指摘。地積調査が48%しか完了しておらず、所有権の移動も自治体が十分に把握していない現状から、売買が自由に行われ、所有権が移転されている、と。

今日、経済発展著しい中国飲料水の問題は極めて深刻で、そのほかにも資源の買いあさりが国際問題となっていることもご存じでしょう。
問題は、一党独裁国家中国の体質にあります。急増する軍事力をバックに周辺諸国に恫喝外交を繰り返し、順法精神に問題を抱えている国家が、いざというときに軍事力を使ってどういう態度に出てくるかです。法的に所有権を主張し、強力な軍事力をちらつかせ強引に水資源の確保に出てくる可能性は極めて高いと言わざるを得ません。

この危機が現実になったときでは遅すぎます。今、国会では政治資金問題で揺れていますが、そんなことにエネルギーを使うのではなく、もっと国民の生命と安全を確保するため、至急に法整備を確立し、本来の姿を取り戻すべきではないのか。油断すると、表題が現実となる日が来るかもしれない。
「選択4月号」巻頭インタビューで「水源林を外資の食指から守れ」と言う提言が成されています。
来る参議院選挙で「水資源確保」を約束する党が出現して欲しい。