張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

管理と経営を明確に区分していますか

「管理」と「経営」を混同してしまい、我が社の経営に不安を抱いているトップが存在します。これを明確に区分して実行すれば業績は飛躍的に向上します。

先ず定義付けから、「管理」とは我が社の経営方針を理解し、これを部下に徹底し、業務を行わせ、これらを指揮監督することで、部門の長を「管理職」と言います。
「経営」とは外部環境に適応しながら我が社を成長・発展させることです。これはお客様の要求を知り、それに対応することが中心となり、お客様第一主義に通じるものです。

また「管理」とは社内での問題解決であり、「経営」とは外部のお客様への対応なのです。お客様の要求を知り、満足のいく対応の結果が利益という果実を生んでくれるのです。だから経営者の行動は全て外部のお客様に向かっていなければならないのです。特に経営環境が激変している今日では、今まで以上にこの本質を理解して行動しなければなりません。

「管理」と「経営」を混同すると、いつの間にか社内に目が向いてしまい「管理」をしてしまいがちです。社内には事業を継続する費用である「利益」は存在しません。「管理」は管理職に任せるのが本筋なのです。
これを勘違いして「管理」が経営者の仕事と思っている人が多いのが現実です。これでは業績向上は困難です。「利益」の源泉は外部のお客様が握っていると言う現実を直視すべきです。

いくら「管理」が上手に出来ても利益は確保できません。利益の源泉はお客様が握っている以上、経営者はお客様の要求に如何にしたら対応するかであり、そのためには常に社外での行動が中心とならなければならないのです。
明確な区分と行動が我が社の将来を決するのです。それには「理念型経営」の実践をすることによって初めて理解されます。(憂きことの尚この上に積もれかし、限りある身の力ためさん)の決意で頑張りましょう。