張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

「塩」悪玉論定説その二

悪玉論定説のナンバーワンは1953年、アメリカのネリー博士の行った実験である。
実験用ネズミ10匹に通常の20倍の食塩を加えたものを食べさせ、
喉が渇いて飲む水には1%の食塩を加えて与えた。
10ヶ月後に、10匹の内、4匹が高血圧になった。この実験が大きな反響を呼び起こし、
塩は高血圧の原因として敬遠されるようになってしまった。
なんと奇妙な話ではないか?血圧の上がった4匹の事だけが問題視され、
血圧の上がらなかった6匹は全く無視されてしまったのである。これが今日の定説なのである。
 通常の20倍という塩は、人間に当てはめると200グラムに相当する。
そんな多量の塩は一日でも採れるものではない。こんな異常な事が定説になるのは不思議である。
 実験者は「塩は高血圧の原因」という先入観を持って実験を行った結果、
先入観に合致した4匹だけを捉えて発表してしまった。
 本来は、異常なほどの塩を与えても6匹は高血圧にならなかったという事実である。
最近の研究でも、多量に摂取した塩分と血圧の関係は100人の内2~3人程度であることが
発表されている。
 健康を維持するためには「自然塩」に多く含まれているミネラルを摂取することから
始めるべきである。
 次回は「自然塩の効用」についてです。