張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

生命の誕生は原始の海から③

戦略的財政改革の仮設
塩分控えめ運動と現実の乖離をどう考えるか。
高血圧の原因が分からないものを本態性高血圧と言います。これは前回説明しましたがなんと95%を占めているのです。それでも塩分控えめ運動が起きていますが、現実はどうなっているのでしょうか。

実は、減塩と高血圧は関係ないことが証明されています。
平成8年の一日当たりの塩の摂取量は13グラムこの時の患者数は739万人でした。平成14では11.5グラムに対して患者数は607万人、平成17年では11グラムに対して患者数は658万人、平成23年は10グラムで患者数は906万人となっております。(水と塩を変えると病気にならない・・・新谷弘実氏より)

塩分摂取量は寿命に関係する。
アメリカの国民栄養調査が25歳から75歳までの20万人を対象に塩分摂取量を調査した結果が報告されています。これによれば塩分摂取量の一番多いグループの死亡率が一番低く、摂取量が少なくなるほど死亡率が高くなると言う意外な結果が出たのです。一日の塩分摂取量2.64グラムでは死亡率22人、4.65グラムでは死亡率21人、11.52グラムでは死亡率は19人。(塩をしっかり摂れば病気は治る・・・石原結實氏より)

日本国内の実情
長野県男子の塩分摂取量は全国2番目の12.6グラム、トップは岩手県の12.9グラムです。女子は11.1グラムで岩手県と同率トップです。何故、摂取量の多い長野県が全国一の長寿県なのでしょうか。全国一の高齢者就業率が関係していると言われていますが、健康だから就業率が高いのではないでしょうか。全国一番と言うことは世界一の長寿県なのです。ちなみに日本の塩分摂取量は世界一多いのです。
現実は以上のようになっているのです。過度な塩分控えめ運動は、やがて健康被害となって、国民医療費の増大となり、国家財政の負担増に繋がっていくのです。

次回は、塩分控えめ運動の弊害と対策について報告します(塩ソムリエより)