張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

劣化した国会議員の正体見たり(上)

 先ず補助線から
国家の定義・・・日本の国家とは、国内に住む人間が、生命の安全と生活の保障を求め、また外敵の侵入を防ぐために形成した政治的共同社会である。
国会議員の定義・・・国家の目的を達成するため法律を作る人を言う。
 このため自己の利益に優先し、国家百年の大計を念頭に行動する人材が不可欠となります。補助線終わり。

 さて、10月22日の総選挙では多くの教訓を私たちに残してくれました。一番印象に残ったことは,国会議員が劣化してきたことです。特に政界再編成の波に乗り大フィーバーした「希望の党」です。マスコミが煽りに煽り都知事選の再来かと思わせたのも束の間、大惨敗に終わった希望の党

 本来、国会議員は国家のために自己責任を持って独立自尊の精神で行動するからこそ尊敬される存在です。然るに今回の大醜態は目に余るものでした。自己責任の欠片もなく、惨敗の責任は全て小池知事とその側近にありと言い張り結果責任をなすりつけている醜態。

 政党の選択は全て自己責任であると言う最も基本的なことをまるで理解していない劣化した国会議員の正体が暴かれました。

 また、民進党から希望の党に移籍した国会議員に問いたい。民進党時代には憲法改正反対を唱えて議事堂前で反対運動してきた精神は何処に行ったのでしようか。それを全く総括しないで議席欲しさに希望の党の鞍替えする軽々しい態度に説明責任は一切ありませんでした。

 国会議員たるもの、総括もせず主義主張をかえる議員は信用できません。これは普通の人間でも同じです。希望の党の議員は一人として希望の党の党是である憲法改正問題に転向した理由を説明した人はいません。こんな大事なことをうやむやにして当選した議員は国民を馬鹿にしていると言わざるを得ません。