張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

本質理解のための一考察

 現在、ロシアによるウクライナ侵略戦争が継続中です。ウクライナ人は祖国を守るために徹底抗戦を誓い、軍事大国ロシアの侵略を懸命に防御しているニュースが毎日報道されています。徹底抗戦に対して一部の日本の識者が、国民の命が大事だから、ある程度で妥協した方が良いとの発言に、各界から猛烈な批判を受けたことはご存知のとおりです。人間の誇りが問われていると思います。

 何故、日本人はこのような発想をしてしまうのでしょうか。

東京裁判史観という思想が、敗戦国民に根深く痼りとして残っているからではないでしょうか。日本は大東亜戦争で悪逆非道な行為をした国民である。だから罰に服さねばならない。これが東京裁判史観です。

 戦後77年が経過した今日、東京裁判で無罪論を主張したインドのパール判事。判決後の勧告の締めくくりとして、次の文章を添えているのをご存知でしょうか。

 「時が熱狂と偏見を柔られた暁には、また、理性が虚偽からその仮面を剥ぎ取った暁には、その時こそ、正義の女神は、その秤を平衡に保ちながら、過去の賞罰の多くに、そのところを変えることを要求するであろう」と。

 また、東京裁判の内実に迫る第一級資料を綴ったオランダの判事レーリンク裁判日誌を綴った「敗戦は罪なのか」が好著です。敗戦直後の異常事態の中で行われた東京裁判を冷静に見直すことによって、質実剛健の魂が甦り、世界平和に貢献する日本に生まれ変われるのではないでしょうか。

 世界が疲弊し、大混乱が起きた時、世界の盟主として、アインシュタインの念願を実現するチャンスと捉えるべきです。

 事後法である東京裁判南京事件が取り上げられました。いわゆる30万人虐殺説です。

京城入場時の公式人口は25万人。30万人の虐殺のエビデンスは何処にあるのでしょうか。最近、池田悠の「南京事件の真実」よれば、アメリカ宣教師と蒋介石プロパガンダであったことが分かってきました。蒋介石の日記にも、毛沢東の日記にも南京事件の記録は皆無であったことが知られています。また、東京裁判南京事件の証人となったマギー牧師は裁判の中で何人殺されるのを見たかと問われ、たった一人と証言しているのです。正にプロパガンダが招いた歴史的事実となったのです。

 軍事力が脆弱で核を持たない国家は、いざという時に簡単に蹂躙されてしまう現実を目の当たりにしながら、憲法改正の機運もなく、軍事力増強対策もかけ声だけて,どうやって国民の生命・財産・安全を守ることが出来るのか。有事という認識があまりにも希薄であることを危惧する次第です。

事業の定義を再設定しましたので、ブロクを継続しますのでご利用下さい。