政治の貧困による被害者の叫びが聞こえますかパート2
昨日のパート1からの続きです。
日本は一国平和主義が浸透し、有事に備えるという気迫が全く欠けている。現憲法の自主的改正を党是としている自由民主党が未だ憲法改正に着手すら出来ていない現状で、有事に対応した法整備が未完である事が当たり前になって今日を迎えてしまった。
為政者の最大の責務は、有事の時に憲法で保証された国民の生命を守り切れるかどうかである。為政者は平時の時にこそ有事に備える法整備を怠ってはならないのである。
「賢者は最悪を想定し、楽観的に行動する、愚者は楽観的に想定し、悲観的に行動する」と言われている。
為政者が「賢者」であり有事に備えておけば今日の困難は避けられたはずである。何故ならば日本以上の感染者を出している先進国では医療崩壊が起きていないからである。
世界一の医療資源を持ち、世界最小の感染者数で医療崩壊が起こるのは、為政者の怠慢と言わざるを得ない。本来、猛省して有事の備えを怠った責任を国民に詫びるべきである。ところが真逆の行動を起こし、弱者に対して行動規制を強化したり、あげくは「特措法」を改定して国民に負担を強いることに自責の念も感じられない。
自宅待機の感染者の突然死が報じられているが、有事の備えを怠った為政者の胸中は如何なものか。国民として自分の生命を救ってくれなかった国家に対して何と思ったのでしょうか。