張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

憲法とミサイル パート②

 憲法制定時の国際環境は,世界大戦後の癒やしの中で,理想像を強く求めたことは理解出来ます。
しかし、今日、国際環境は激変しています。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し,我々の安全と生存を保持する」と言う憲法前文の精神で安全が確保できるのでしょうか。この考え方は他力本願の見本のようなものです。自国の意志がどうなるかがではなく,全てを他国に依存する,人頼りの姿勢と言えます。

 北朝鮮による度重なるミサイル発射実験や水爆実験の脅威が日増しに高まり、国際信義を無視した中国の海洋進出による領土の危機に対し、その度に「断固として非難する」、「安保理に提訴する」、「極めて遺憾」等々の抽象的な言葉だけの非難に,むなしい思いをしているのは小生だけではないでしょう。
 どんな弱小国であれ,専守防衛に終始し,攻撃されなければ反撃出来ない憲法を持っている国を侮ることは,敵意を持っていれば常識です。攻撃したらそれ以上の力で反撃するという姿勢が国防の中心であるべきです。

 そこで憲法改正反対論者に問いたい。
 今日の緊迫した近隣諸国の状況に対し、今の憲法で国民の生命・財産・安全をどうすれば確保できるか具体的に教えて欲しい。「平和」を唱えていれば平和になると言う幼稚な考え方は通用しません。
 憲法改正反対論者や大多数のマスコミを見ても,今日の危機的状況に対し、北朝鮮や中国に堂々と反論していないのはどうしてでしょうか。だんまりを決めていれば解決が出来るのでしょうか。

 本当に国民の将来を考えるならば、従来の主義主張はご破算にして,一致団結して国民の生命・財産・安全を守る強い姿勢が国力となって相手に隙を与えないことに気づいて貰いたいものです。
 勿論,言論の自由は承知しています。しかし,反対を唱えていれば危機存亡の時を乗り切れるでしょうか。国民は反対論者の言動を今、静かに見守っているのです。
 以下はパート③で。