張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

対症療法の松枯れ対策の限界パート1

 「対症療法」とは、病気の原因に対してではなく、その時の症状を軽減する為に行われる治療法を言います。転じて、根本的な対策とは離れて表面に表れた状況に対応して物事を処理することを言う。とあります。

 今日、松枯れ現象が全国に波及し、緑豊かな日本の風景が一変しています。これを受けて全国の自治体は一斉に対策に乗り出していますが、薬品散布による住民の反対により中止に追い込まれているケースも散見されています。また、大々的に実行している割に、殆ど効果が見られないのは「対症療法」に重点を置いているからではないかと考えています。

 松枯れの真犯人は「マツノザイセンチュウ」と言われ、これを運ぶ虫が「マツノマダラカミキリ」です。今日の対症療法は「マツノザイセンチュウ」を運ぶ「マツノマダラカミキリ」を駆除すれば松枯れ対策に効果があると考え全国的に薬品散布を行っているのです。

 松は昔から長寿のイメージで語られ700年~800年も成長できると言われています。健康な松は盛んに松ヤニを出します。この松ヤニには殺虫効果があり、たとえ「マツノザイセンチュウ」が侵入してきても殺虫出来ると言われています。

 松枯れの原因は、松自体の生命力が弱くなり松ヤニの分泌が不足して「マツノザイセンチュウ」の侵入を防げなかったことではないかと考えています。
 「マツノザイセンチュウ」は以前から存在していた虫です。これが最近になって松枯れの真犯人として注目を集めるようになったのはどうしてでしょうか。

 松自体の生命力が弱くなった原因には諸説があります。酸性雨、農薬散布、地球温暖化等。真の松枯れ対策は、松自体の生命力を高めることであると考えます。松の生命力を高めるためには松の根を強くすることです。根が強くなれば幹も強くなり松ヤニの分泌が豊富となり殺虫力が高まって松枯れは自然消滅します。
 動植物の病気は全て酸化現象と言われています。と言うことは抗酸化対策をしっかりすれば根本治療が可能と言うことです。果たして効果的な抗酸化対策はあるのでしょうか。