張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

違和感のある光景

最近、違和感のあるマスコミ報道について問題を提起しますので、ご批判を頂きたいと思い掲載しました。
交通事故を起こした者が、他にも違反している者がいるのに何故俺だけを違反者にするのか。と言う論理。これは違反者が警察に文句を言っているシーンです。警察は交通違反者を取り締まる立場だから文句を言っても仕方がないことであり、法に従うほかはありません。

ところが慰安婦問題について、物知り顔のコメンテーターやいわゆる知識人が、この交通違反を例にとって得意顔で説明している映像を良く見かけるようになりました。一見すると思わず納得する説明ですが、とんでもない間違いを犯しているのに気付いていないのです。

過去の歴史を調べれば、戦争と「性」の問題は何時の時代にも普遍的に起きていた問題である事が分かります。だから、戦争と「性」の問題は特殊な環境における必要悪として「黙して語らず」が世界の共通認識となっていたのです。ところが近隣諸国に阿り、ありもしない事実をでっち挙げた、いわゆる「河野談話」によって、日本国だけが「慰安婦」問題について特殊な存在として偏見を持たれるようになってしまったのです。

この事実関係を前提に何が問題か検討してみましょう。交通事故を起こしてしまったことは事実であり、これは世界の歴史的事実として理解出来ます。ところが交通事故者に対して、歴史的共通認識を持つ他国が、日本だけが悪いという論理には違和感を持つのが自然です。この違和感を他国も同罪だと言った市長を貶めるために言った言葉が交通事故論です。

歴史的事実を共有する他国が、日本だけが特殊であると言い張る根拠は、自分たちも過去において略奪や強姦を行った事実が白日の下に晒されることを恐れるあまり、必死で防御していると言われても反論出来ないでしょう。

史書やマスコミ報道によると、ヨーロッパで行われた侵略戦争ではレイプによる私生児が数十万人にも達したと記録されたり、ある国の女性兵士の30%はレイプされていると報道されたり、慰安婦を嫌った軍隊の周辺学校で、女性徒の異常妊娠の報道があったり、占領軍が真っ先に行った要求が厚生省での「特殊女性の要求」等々、歴史を調べればきりがありません。

また、「従軍」という定義を混同している場合が多いので注意を喚起する必要があります。「従軍」とは軍隊に従うという意味であり、正式には「従軍記者」・「従軍看護婦」が該当し、「従軍慰安婦」は存在しないのです。

慰安婦斡旋業者が需要を求めて軍隊と行動を共にしただけであり、これは明らかにビジネスです。
これをあたかも軍隊が介在したと思い込み、日本を貶めようとする言動には、どちら側の発言であるか注視する必要があります。このような言論人はお国替えしてもらいたい。

言論人や知識人はもっと歴史を勉強し、勇気を持って反論する気迫が欲しいものである。このままでは異質な国、卑怯な国と後世まで辱めを受けかねない。