張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

チラシ広告がなくなる日?

先ず補助線から・・・既にご存知と思いますが゛、新聞の発行部数の減少傾向が2005年をピークに続いています。また、主力の広告収入に至っては2000年をピークに、半減に近い減り方をして、赤字決算を余儀なくされているのが現状です。

ところで、新聞折り込み広告の費用対効果の割合をご存知でしょうか。取扱商品によってバラツキはありますが、千一とか、3%が標準と言われています。これは一万枚でヒット率10人、あるいは一万枚で30人程度が関心を示すと言うことです。しかも、これが購買行動に繋がるには限りなくゼロに使いと言われています。

貴重な経営資金を、効果が明確でないチラシ広告に期待することに疑問を持っている経営者の存在が、インターネット広告に集中した結果、新聞関係者の赤字決算に繫がったと考えられます。インターネット利用は中小・零細企業の救世主として脚光を浴びましたが、ホームページ作成を業者任せにした結果、独自色が出せずに埋没してしまい、思うようなヒット率が出せないのが現状です。

さて、本題です。「LINE」と言う言葉をご存知でしょうか?
サービス開始から1年7ヶ月で利用者が一億人突破したとしてマスコミで評判になった「LINE」。スマホの無料電話で席巻した「LINE」が、この度、新しいビジネスモデルを発表しました。2012年12月から月額5,250円で使える企業向けアカウント「LINE@」を開設。登録者数は上限一万人ですが、中小・零細企業にとっては最適なツールとなる可能性が高いのです。

パソコン向けのメールマガジン開封率は5%程度と言われていますが、LINEで配信したメッセージは開封率が何と85%にも達することがあると言います。これはメール感覚で直接本人に配信されるので納得出来る数字です。このようなツールが格安で利用出来る環境が整った以上、手を拱いて傍観しているだけでは事態は解決しません。

中小・零細企業にとってLINEの活用は救世主になる可能性を秘めています。一万人までの顧客をどのようにして集めるのか、配信を拒否されないような魅力的なチラシをどのようにして作るのか、例え業者に任せても我が社の思いをしっかり伝えて独自色を打ち出す事がポイントになります。

未経験には最初から完成品はあり得ません。試行錯誤してノウハウを蓄積することが王道です。その為、今の一歩が大切なのです。手と口と足を使いましょう。