張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

錦の御旗

錦の御旗とは、天皇(朝廷)の軍(官軍)の旗で、略称は錦旗。朝敵討伐の証として、天皇から官軍の大将に与えられる習慣がある。現代では、その意味合いから転用され「自己の主張・行為を正当化し、権威づけるもの」を指す意味で用いられている・・・ウキベティアより引用。

今は亡き著名な政治学小室直樹氏の著書「政治無知が日本を滅ぼす」の中に次の一説があります。「政治指導者及びその他の政治家の義務は、国民の安全と生活を保障し、国を繁栄させ、外敵から守るにある。近代では、その上にデモクラシーと国民の権利を守るにある。」この義務を忠実に果たすこと、これが政治倫理であり、これに尽きる、と。

続いて次のように述べている。「法律的責任の問題と政治家の責任の問題、それに個人の倫理の問題は、全く時限の異なるレベルの問題だ。」然るにマスコミはこれを意識的に混同して衆愚政治へと誘導しているきらいがある。正に現在の状況は言われたとおりになっている。振り返って見るが良い、今日、真の政治家の義務を果たせる人物が何人いるか。国民の願いを無視したマニフェスト破りに情熱を傾け、やってはいけない野合を繰り返し、騙しのテクニックを使っているのは誰なのか。

過去においてマスコミの誘導に乗って有意の政治家を葬り去ってしまったのは、我々国民ではなかったのか。今、私達に求められているのは、この反省の上に立って、誰が錦の御旗を持っているのか、良心に従って判断し行動を起こすべき時ではないでしょうか。錦の御旗は「KSD49」にある。

2009年の政権交代民主党マニフェストの実現を信じた国民が投票した結果である。然るにマニフェストの実現には全く関心がなく、書いてないシロアリのための増税を、やってはいけない野党との野合により、強引に実現する手法は、正に憲政の常道に反する愚行であり、国民を塗炭の苦しみに陥れる蛮行である。こんな常軌を逸した行為を「決める政治」だと嘯いている神経には、異様な不気味さを感じてしまうのは私だけではないでしよう。

マニフェストによって本来の政治を実現しようとしている人物に対し、壊し屋だの、ダーティな政治家だの、豪腕だと言って蔑み、国民を誘導しようとしているマスコミには与しない姿勢こそ、今、求められていると思います。

小室直樹氏曰く、真の政治家は誰なのか。錦の御旗はどちらなのか。それは民度の高い国民の選択を待つしかない。明るい未来を選択するか。理念無き増税による国家疲弊の道を選ぶのか。今こそ決断を迫られている時である。錦の御旗はいずこか?