張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

事業繁栄のヒント

皆さん、職業と仕事を区分して行動してますか?
社長はじめ社員は我が社の「職業」と「仕事」について、一人一人が明確に区分して行動していますか。実はこれが事業繁栄のヒントなのです。
今、話題の松野恵介(マーケティングコンサルタント)の著書「魔法の自己紹介」からの引用です。

質問です。あなたの職業は何ですか。
質問です。あなたの仕事は何ですか。・・・はい。明確に答えられた人の事業は成功間違いなしです。実は、「職業」と「仕事」は違うと言うことに気付いていない人が殆どです。

私は○○業の経営者ですとか、○○業の社員です。と言う言葉は普通に使っています。それでは「仕事」は、と問われたときなんと答えているでしょうか。この「仕事」を明確に認識して行動することこそが事業繁栄の秘訣なのです。

あなたの職業は、どんな経験を通して、お客様の何のお手伝いをしているのか、と言うこと。このお手伝いをしていることが、あなたの「仕事」なのです。
もうお解りですね。「仕事」とは徹底したお客様思考のことなのです。何だそんなことか。それならとっくに知っている。と言うでしょう。しかし、知っているだけで実行していますか?実は実践度に応じて事業繁栄の成否が決まってしまうのです。

経営者は勿論、一人一人の社員が明確に「仕事」を認識し、確実に実践することなのです。
事例を一つ。旅館業の経営者に質問。あなたの職業は何ですか。旅館の経営です。それでは仕事は何ですか?お客様の心を癒し、元気になってもらうことです。

この「職業」と「仕事」を区分する前に、大切な前提条件があることに気付いたでしょうか。それは何故我が社が存在するのかの問いに明確な解を持っていることなのです。この解こそが我が社の経営理念なのです。

経営理念のない経営は羅針盤のない航海をしているようなもので、何処にたどり着くのか解らないあなた任せの経営となって、とてもデフレ不況を乗り切ることは困難でしょう。
一日でも早く「職業」と「仕事」を明確に区分し、一丸となって行動する事によって、お客様の満足度が上がり、結果として安全経営が実現出来るのです。今は行動あるのみです。