張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

消費税のチョッピリ節税の裏技について

総理大臣の交代により、増税路線がにわかに現実味を帯びて来ました。目的は復興財源確保と財政の健全化と言うことです。国民の半数以上が賛成という世論調査結果が出ていますが、本当にこれで良いのでしょうか。
過去において、財政の健全化を目的として増税した結果、経済が悪化し、かえって財政を悪化させてしまった経験を全く学んでいません。GDPの60%を占める個人消費が先行きの不透明感で全く振るわず、民間の設備投資も需要不足で停滞。残るのは政府支出の増大による景気回復しか道がないのに、構造改革の名の下に政府の公共事業を20年前の半分に削減してしまえば不景気になるのは当然です。

今回の復興財源を増税に頼ることはかえって財政破綻を招きかねないのです。復興財源は60年償還の建設国債で賄うべきです。復興というインフラ整備は将来にわたって寄与するため建設国債が最適なのです。
現実は、かつての誤った道に進もうとして、所得税法人税、消費税等の増税を目論んでいます。

ここで商売柄、印紙、登録印紙、証紙を沢山使用する企業にチョッピリ節税の裏技を紹介します。
消費税では印紙、登記印紙、証紙等は非課税取引となり、仕入税額控除は出来ません。これには条件があります。それは郵便局や切手売り捌き所などの公的な場所で購入する場合です。ところが消費が多様化してくるとあらゆるものが金額に換算されて、いわゆる金券ショップで購入することで出来ます。この金券ショップは公的な場所ではありませんからここから購入した印紙、登記印紙、証紙は課税仕入れの対象となり税額控除が出来るのです。

ちなみに2,000円の収入印紙は消費税込みで1,980円で購入できます。と言うことは20円安く買えて、しかも消費税が95円控除してもらえ、合計で115円得することになります。また、登記印紙の場合は1,000円セット10枚で10,000円の所、消費税込みで8,400円で購入できます。と言うことは1,600円安く買えて、しかも消費税が400円控除してもらえますから合計で2,000円の徳になります。
こんな事も密かな楽しみとして知っておいて下さい。これは決して脱税ではありません。合法的な節税作戦です。