張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

ねじれ国会は本物政治への一里塚

7月11日の参議院選挙は与党の安定多数期待を裏切り、野党の多数当選で、ねじれ国会が実現しました。これは民度の高い国民が見せた見事なバランス感覚の結果であります。日本民族万歳!!!

民主党の敗因は唐突な消費税問題であると言われていますが、それならば同じく消費税問題を取り上げた自民党は何故勝てたのかの説明になっていない。国民選択の深層に別の意志が働いていると考えれば理解が出来ます。

この象徴的な出来事が千葉法務大臣の落選で、民主党の体質を浮き彫りにしています。何故、現職の法務大臣が落選したのか。そこには民主党的な思想が浮き彫りになっていることが解ってきたからです。

則ち、「拉致実行犯(辛光沫)の釈放嘆願書に署名していることです」、次に民主主義の基本原則である、言論の自由と言う基本的人権を侵害する法律「人権擁護法案」の成立を目指しています。次に慰安婦補償や永住外国人地方参政権付与の成立を目指しています。次に将来的に家族崩壊の恐れのある「夫婦別姓法案」の成立を目指しています。

経済危機に直面している企業を支援する経済政策を最重要課題として実行しなければならない時期に、上記のような法律を着々と進めていることに、本能的な危機感を持って嗅ぎ分けた結果が今回の結果となったのでしょう。

今、ねじれ国会が問題になっていますが、世界的に見ればねじれ国会は当たり前の現象で、大騒ぎの必要は全くありません。むしろ、ねじれ国会は本物政治への一里塚として認識すべきです。これでようやく政治とは何かについて関心が高まってきます。
本来、政治とは国民の生命・財産・安全を保証するためのものです。これを実現するために国会があり、この国会内で国民目線から外れた党利党略を駆使する政党があれば、民度の高い国民から必ずしっぺ返しを食らうという危機感を抱いて国政に当たるならば、大いなる議論も大歓迎です。ねじれ現象を悪用して党利党略に走る政党は今後無視されることを肝に銘じて国政に当たって貰いたい。これでようやく国民の為に何をすべきかという基本原則が真剣に議論されるようになります。ねじれ国会大歓迎。