張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

赤字は動機を失うことによって発生する。

 今回は、日本のウオーレン・バフェットと言われている日本一の実業家で投資家である「竹田和平」氏の語録を紹介します。バフェットはアメリカの世界一の投資家でご存じの通りの人です。

 「竹田和平」氏は哲学を持った投資家として有名で、数々の著書や語録を残しています。この中から経営の原理・原則を見事に言い表しているのが表題の(赤字は動機を失うことによって発生する)です。経営者が、我が社は何のために存在するかという「動機」を忘れると赤字になると明言しているのです。

 それでは「動機」とは何を指して言うのでしょうか。動機付けとは心理学の領域で頻繁に取り扱われる概念です。一般に動機付けとは行動を喚起させ、目標に向かって維持・調整する機能であると言われています。別の言い方をすれば「人間がある行動を生起させる原動力となるものであって、それがある行動を引き起こし、ある行動を継続させる」根本的なものと言えます。

 ここまで読んでこられた人は、もうお解りですね。「我が社は何のために存在するのか」の命題は、以前から継続して活用を勧めている経営の根本であり「経営理念」そのものであると言うことに気付いたでしょうか。

 「経営理念」の作成無くして利益なし。と「竹田和平」氏は言っているのです。未曾有の経済危機と言われて一年が経過しました。マーケットは持ち直した報道をしてますが、まだまだ大きな波が来るものと覚悟だけは必要です。不安定な時代だからこそ「竹田和平」氏の語録を果敢に実践しようではありませんか。
「覚悟」は手と口と足を使うことによって解決しますよ。