張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

過ちては則ち改むるに憚ることなかれ・・・論語

 人は誰でも、過ちを犯さないものはいない。問題は過ちを改めるかどうかである。つまらない人は、自分の過ちを弁解し、飾ろうとするが、優れた人は、すぐに改め、一つの過ちを一つの経験とする。「中国古典名言集」

 明日30日は政権選択を賭けた衆議院議員選挙である。小泉構造改革内閣以来今日まで政権与党は国民に対して何処まで真剣に向き合ってきたのかが問われる選挙であると認識すべきである。

 構造改革と称して、日本の風土に合わない「市場原理主義」を導入し、規制改革を旗印に実施した政策の結果、国民の生命・財産を守ってきたのか。を先ず政権与党は国民に周知すべきではなかったのか。

 「市場原理主義」の徹底により、中小・零細企業は疲弊し、地方格差は拡大。郵政民営化の弊害が露見。行政の過ちによって生じた年金記録の被害者達を一向に救済しないまま時間の費やしている政権与党等々。

 長期間の55年体制が制度疲労を起こし、あちこちで綻びが噴出しているにも拘わらず、一向に自己反省の意志が見えてこない。

 現実は、戦術的な民主党批判ばかりで、政権与党の訴えに虚しさを感じるのは小生ばかりではないだろう。まさに論語の言葉に重みが増してくる今日である。国民の鬱積した不満や怒りが爆発し、大津波となって押し寄せてくる可能性が高い。その結果は明日の30日で確定する。
 小生は,真性の保守政党支持者である。だからこそ、政権与党は国民のために王道を歩んでもらいたいものである。小手先の戦術だけでは信を問えない。