張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

データー加工のヒント

 新聞記事は、殆どの人が毎日読んでいます。しかし、読んだだけでは断片的なデーターとしてしか役立ちません。ところが、ある目的を持って、時系列にデーター処理するだけで貴重な経営資源になるのです。

 各地方の有力紙では地域住民サービスの一環として、その地方の死亡記事を掲載しています。殆どの人は知り合いがいるかどうかをチェックするだけで終わってしまうようです。

 ところが、このデーターを毎日時系列に管理するだけで、貴重な経営資源に早変わりします。新聞記事には、なくなられた人の氏名、年齢、住所、喪主、家族関係まで掲載されてます。

 もし、我が社が、冠婚葬祭関係の商品を取り扱っているならば、このデーターを活用することにより、49日、一周忌、三回忌、七回忌等に活かすにはどうすれば良いか、確率の高い商機を掴むことが出来ます。
 また、死亡には必ず相続が発生します。相続税の申告は勿論、相続による名義変更事案がおきます。このような業種にも活用が出来ます。また、これに適応したビジネスチャンスを作ることも可能です。

 少子・高齢化社会をどう活かしきるかも、環境適応業として必要なことです。但し、この際には、品格を以て対応することが秘訣となります。

 親族の不幸で悲しんでいる遺族に対し、ビジネス優先で、相続税申告請負の勧誘が一度に数件も来ることもあるようですし、中には葬式会場での帳場管理を請け負っているケースもあるようです。いずれにしても、いくらビジネス優先と言っても、品格を疑われるような行動は、慎むべきです。
 葬儀社が、雨後の竹の子のように増加しているのは、高齢化現象と言う時代背景を上手く活用しているケースと言えましょう。
 貴方は、我が社のデーターを経営資源になるように合理的に活用していますか?