何故記録は破られるのか

　答えは簡単です。「脳」が記録を破るためにどうするかを考え、これを確実に実行したからです。
　数々の話題を残して北京オリンピックが終了して早くも一ヶ月が経過しました。天才的なアスリートが世界新記録を塗り替えして話題を集めました。

　人間は誰でも140億個の脳細胞を持っています。この脳細胞の特徴は案外単純で、二者択一、則ちプラスかマイナスまたは興奮と制御しか出来ないのです。同時に正反対のことは絶対に不可能で、ただ処理速度が超高速であるのが特徴です。

　人間の身体は「脳」が指示したとおりに動きます。だから、天才的なアスリートが世界新記録を樹立するという強い信念に基づいて、あらゆる対策を考えて行動した結果、新記録の樹立した場合、世界的な賞賛を浴びるのです。

　一度新記録が樹立された途端、多数の追随者が出現する現象をご存じでしょう。これは、今まで不可能と思って行動しなかった人たちが、出来るという信念に変わった瞬間に、「脳」は達成に向かってフル回転し、「手」と「口」と「足」を動かすように指示するから実現するのです。

　もうお解りですね。企業経営において、如何に「理念型経営」が大切で重要であることが。
　我が社の「理念」を確立すれば，「脳」は理念実現に向かって、24時間フルタイムで活動するようになり、強く信念すればするほど、人間行動の80％を占めていると言われている「潜在意識」が自動的に活動し、目的に向かって統一行動が行われ、実現されるのです。
　「脳」の活用は，決してアスリートだけの話ではなく、実は身近な経営問題解決の秘訣であることを理解しましょう。