張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

国家百年の大計

 国家百年の大計は、一国のリーダーに求められている最大の資質である。これは「理念型経営」と全く同質で、「戦略無き戦術は必ず失敗する」と言われているように、一国のリーダーになる為には、我が国の将来の道筋を示し、国民に明るい未来を約束出来る資質を持っていなければならない。

 自由民主党総裁選が5人の立候補で、マスコミが大騒ぎしているが、この中に、真のリーダーがいるのだろうか。
 麻生候補は自民党再生が日本の再生である。と言い、石破候補は安全保障を、与謝野候補は税財政、小池候補と石原候補は行財政改革をアピールしている(産経新聞

 このアピールで国家百年の大計を熱っぽく語る候補者は皆無である。言っていることは当面の課題をどうするかという戦術論だけである。当面の課題を云々することも大事であるが、一国の総理候補が言うべき事ではない。これでは全く政治の本質を理解せず、大衆迎合を狙った人気取り政策と言われても仕方がない。

 マスコミも劇場型の演出を煽って視聴率競争に走り、本質を突いた強い姿勢が全く見えてこない。本当に社会の木鐸を自認しているのだろうか。

 政治理念の希薄なリーダーは、立場が不利になると無責任辞任で済ませてしまう風潮が続いている今日、国民として原理原則を踏まえた判断を求められている時が来ていると思いますが、如何ですか。

 政治の政界でも、経営の問題でも、原理原則は共通しています。曰く、「戦略無き戦術は失敗」曰く、「戦術無き戦略は空想」