張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

節穴集団の弊害とは

 広辞苑(節穴)とは、眼力のない事を非難する言葉。と定義されています。

 安倍内閣福田内閣立てつづけに一年以内の辞任劇。一体日本の政治はどうなっているのでしようか。
 一国の総理大臣は、身命を賭して自己の信念を貫く覚悟で受諾しているはずである。ところが現実は一年以内に無責任な辞任劇。安倍総理は建前では健康問題が原因と言われているが、本音は官僚のリークによってつぶされたと言われている。突然の年金問題、閣僚の不祥事等々。これらは関係者の間では以前から周知の事実であったのである。
 福田総理にしても、党内の政策不一致が原因で、嫌気がさして突然の辞任。
 両者の間には、国民不在で自己都合だけが優先されている無責任体質と非難されても仕方がない。

 しかし、このような体質を醸成している原因は他にある。
 総理総裁の選出において、最も根底に据えなければならない事は、誰が国民にとって一番相応しい総理総裁なのかという原点を見つめ直すことである。この原点を忘れ、派閥の党利党略を優先させて数の理論だけで総理総裁を選んだ結果が今回のケースに繋がったのである。

 この責任は個々の国会議員にある。しかし、二代続けて無責任総理を選出した国会議員の反省が皆無であることに不気味さを感ずるのは小生だけだろうか。
 国会議員の職務は何なのか。原点に返って見直せば、自ずから国民のための解決の道が開けてくるはずである。
 派閥の理論だけで総理総裁を選出するような(節穴)代議士は不要である。
 (節穴)代議士の汚名を今回の選挙で返上して貰いたい。