張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

ガソリン価格の便乗値上げを監視しましょう。

 原油価格の高騰に始まり、今やあらゆる資源が暴騰、価格上昇に国民は麻痺してしまい、便乗値上げを許してしまう傾向があります。
 平成11年1月頃の原油の輸入価格は1キロリットル当たり8,143円、当時の為替は114円。平成20年7月現在の輸入価格は88,296円、為替は106円。金額で10倍以上の異常高騰となっています。
 1バーレル当たりの最高価格は147ドルまで高騰、この内の60ドル~80ドルは投機マネーと言われています。如何に投機筋の資金が異常価格高騰の原因であるかが分かります。
 猛威をふるった原油価格も8月に入り120ドル前後で推移しており、やがて投機筋の投げ売りで、実勢価格に戻ると考えられます。
 国内のガソリン価格は相変わらず高止まりです。原油価格が高騰した時点では、いち早く値上げに踏み切りながら、8月現在ピーク時より27ドルも下落しているのに値下げに踏み切らないのはどういう事でしょう。ガソリン価格で1リットル20円以上の下落です。
 値上げに麻痺している事を奇貨として、知らぬ振りをしているのではないでしょうか。
 もし、経営理念があるならば、それに照らし合わせ、良心を以て値下げに踏み切る勇気ある企業の出現を望みたい。
 マスコミは社会の木鐸であると言われています。このような事実に立ち向かい、真実を国民に知らせる義務は無いのでしょうか。
 もしかしたらスポンサーの不利になるような記事は書きたくないのかも知れません。資本主義の世の中ですからある程度はやむを得ない面も理解できますが。