張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

経営者の皆様、経営理念と業績の関係をご存じですか

 産業大学大学院経営情報学研究所教授の宮田先生が、全国22万社以上の中小企業の資料を数年にわたって科学的に分析した結果、従来の通説をひっくり返す事実が明らかになった。と発表した。
 それは経営理念の戦略的性格が明らかになると同時に、経営理念が利益に直結している事実が明らかになったことである。
 従来型の経営者は、経営理念と利益は必ずしも関係ない。経営理念は理想、利益は現実である。場合によっては商売のじゃまになると,強弁する経営者も中にはいるのである。

 経営理念とは、我が社は何のために,誰のために事業をしているのか。我が社が一番大切にしている価値観は何なのか。我が社の事業は定義付けすれば何をする会社なのか。我が社はお客様から何を期待されているのか。等々について,社長の考え方を明文化したものである。だから経営理念は社長自らが明文化すべきである。

 経営理念が何故必要なのかは「脳の働き」を理解できれば納得します。

 人間の脳細胞は誰でも140億個で構成され、この内の2%~3%程度の活用で、後の97%~98%は活用していないという結果が出ています。また脳細胞の特徴は常に二者択一の原理で働く習性があり、これをコンピューター以上の高速で処理しているのです。
 と言うことは、「脳」には,常に二者択一を行えるような状態を作り上げるのがコツとなります。このような環境を作り上げることによって、「脳」は24時間フルタイムで活動を続けることになります。

 もうお解りですね。「経営理念」の構築は、「脳」をフルタイムで活動させる為のコツなのです。トップ自らが明文化することによって,組織全体が一丸となって理念実現に向かって邁進する。こういう組織体を作りませんか。