張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

善人のいる組織は衰退し、悪人のいる組織は発展する

 中国製毒入り餃子で、国内は不安心理で大騒ぎしています。

 中国政府の公式発表では、安全衛生管理が完全だから問題は外部にある、と言う意味の発言をしています。また「天洋食品」の工場長は、一番の被害者は我々であって、犯人は他にいると息巻いています。
 中国人はプライドが高い国民であると言われ、ある程度は理解出来ますが、今回のケースはお粗末すぎるきらいがあります。
 自己反省の姿がまったく見られず、全ての責任は外部にあるという姿勢は、今後の中国の発展のために、大きなブレーキとなりかねません。
 自分たちは「善人」と言う考えに固まってしまい、何の反省も無いところは(唯我独尊)で発展の余地はないでしょう。

 一方、間違いが起きれば直ちに(私が悪かった)と自己反省する姿勢が強いところは発展します。但し、今日の日本のように毎日マスコミの前で頭を下げているような極端な場合は例外ですが。
 問題はただ誤ればよいと言うものではなく、心の底からの反省が不可欠です。真の反省があって初めて発展のエネルギーが蓄積されるのです。
 これが「善人のいる組織は衰退し、悪人のいる組織は発展する」と言われる所以でです。

 経営者の三大素質に(勉強好き、素直さ、プラス発想)が不可欠であると言われていますが、得に素直さ、が大事です。
 他人の言うことを素直に聞ける経営者には、プラスになる情報が自然に集まってくるからです。その中から取捨選択して経営に生かし切れるようになれば発展間違いなしです。
 混迷の今日でも、この三大差質を持った経営者の企業は、確実に成長・発展していますよ。
 貴方は「善人」の要素が強いですか。それとも「悪人」の要素が強いですか。