張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

勘違いしてませんか  水と水分、塩と塩分の区分

 先日、米国アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授の新谷弘美医師が、「病気にならない生き方」の著書の中で、なるほどそうだったのか、と納得させる文書が載っていましたので紹介します。
 細胞の水分含有率が高い人程健康で長生きしているという実験結果を発表しています。水分不足が原因で病気になっているケースが非常に多いようです。

 患者に水を充分摂っていますか、と言う質問に殆どの人が充分摂ってます。と言う答えが返ってくるようです。良く聞いてみると「水」ではなく水分を摂っていたのです。中には一滴も「水」を摂っていない患者も沢山いたようです。
 コーヒー、お茶、ジュース、スポーツ飲料等は水分であっも「水」ではありません。これらを「水」と思って沢山飲むと中に含まれている糖分などが原因で糖尿病などにになってしまうのです。健康に必要なものは「ミネラルを含んだ水」なのです。水分を沢山摂ると脱水状態になってしまいます。今年の箱根駅伝で水分を充分摂っていながら脱水状態で棄権した大学が3校もあったことは記憶に残っています。「水」と「水分」を区分して利用していなかったのが原因といえるでしょう。

 「塩」と「塩分」についても同様です。今日、塩分控え目が常識になっていますが、「塩分」は食卓塩で塩化ナトリュウム99.7%以上含有の化学塩です。これは間違いなく血圧を上げる原因となります。しかし、「塩」は自然塩を言いますが、自然塩はミネラルがたっぷり入っており、健康維持のためには摂取しなければ免疫力が低下してしまうのです。
 私達は「水」を「水分」と勘違いし、「塩」を「塩分」と勘違いして、知らないうちに健康を害している日々を送っているのではないでしょうか。そうでなければ年間35兆円~40兆円の医療費が使われながら病人が逆に増加している現状は理解できないでしょう。
 
上記は経営者に最も大切な健康維持の話ですが、我が社の経営問題についても、案外勘違いをしているケースはないですか。
我が社の経営不振を政府の政策ミスのせいにしたり、環境のせいにしたり、大型店のせいにしたりしてませんか?これらは根本的な間違いをしています。何故か。全て他人のせいにして人頼りの姿勢でいるからです。自分ならばどうするかという主体性が欠如しているからです。これではいつまで経っても解決は見いだせません。