敗軍の将の心得

　経営者の心得として、最近見事な反面教師が出ましたので、参考にしましょう。
優秀な経営者の資質とは，前号でも言いましたが、船井幸雄氏に言わせると（拔好き▲廛薀紅想Ａ把召弊格と言うことになっています。

それでは，参議院選挙で惨敗を喫した安倍総理の資質は経営者として合格でしょうか。
　先ず、（拔好き。はどうでしょうか。少なくても過去の歴史を学んでいるとは思えません。安倍を選ぶか，小沢を選ぶかと言って選挙に突入し、国民が小沢を信任したにも拘わらず，辞任しないのは，歴代総理の行動を学んでいないと言えるでしょう。
　また、辞めない理由として，適任者がいないと言っているが、これほど党員を馬鹿にした言葉はない。それに反発しない後継予定者も不甲斐ないと言える。

　▲廛薀紅想。についてはどうでしょうか。選挙で惨敗後の顔つきが暗すぎるし，言動に自信が漲っていない。リーダーたる者はこのような環境だからこそ，明るく自信ありげに振る舞うものである。

　Ａ把召機についてはどうでしょうか。有能な参謀がいるのかいないのかサッパリ分からない。参謀がいても素直に聞く耳を持たないのかも知れない。国民の声を素直に聞けないリーダーは求心力を失い、これから奇抜な人事の刷新を図っても、最早国民は理解してくれないでしょう。
　3つの条件を欠いてしまえば，最早経営は成り立たないことを，反面教師として理解すべきでしょう。
　これは一国のリーダーの話ではなく、身近な経営者の心得として理解し，これからの経営に生かし切ることが大切です。