張子房塾

経営者の皆様を対象に経営塾を開設しました。今までの経験を中小零細企業経営者支援に全力投球します。

何故、不況期になると新たな成長が芽生えるのか

 不況期になると新しい技術やビジネスモデルが生まれてくると言われています。何故でしょうか。

 人間には常にプラス発想する人とマイナス発想する人がいます。プラス発想する人は、不況で我が社が崖っぷちに立たされる時、必死で生き延びようと「脳」をフル回転させる習慣を持っています。
 これが結果として、新しい技術の開発やビジネスモデルの構築に結びつき、次の成長を勝ちとることが出来るのです。

 この秘密は「脳」の構造を理解すれば自ずから解決します。

 「脳」の中には人種に関係なく140億個の細胞を内蔵しています。一個の細胞から十数個のシナプスという神経細胞が全ての細胞にネットワークとして張り巡らされています。一般人の日常生活では膨大なネットワーク細胞の2%~3%程度しか使っていないようです。また、「脳」は目的が設定されないと活動しませんし、行動の80%を支配していると言われる「潜在意識」をフル活用することが出来ないのです。

 そうです。「脳」は目的が設定されれば自動的に「潜在意識」をフル回転させるように設計されているのです。この原理を活用しない手はありません。

 大不況を何が何でも生き延びてやると言う強い信念を持つことが結果として新しい技術の開発に繋がり、新しいビジネスモデルの構築に結びつくのです。ここで注意する必要があります。それはマイナス発想では
「脳」を活用する目的設定が出来ないからです。政府の対策が悪い、環境が悪い、金融制度が悪い等々と言って人便りの姿勢では解決は困難です。
 今、自分は何をしなければならないのかという主体的に考える習慣を身につけ、この難局を勇気と信念で乗り切って貰いたいと念ずる次第です。